令和4年4月からオンライン診療(保険診療)が開始となります。
4月1日からオンライン診療の内容が大幅に改定されます(各種制限の大幅緩和)。利便性が向上しましたので当院でも通常診療に一部オンライン診療を取り入れて行いたいと思います。
☆オンライン診療の変更点の概要
・専用のICTアプリを用いてクリニックのPCと患者さんの携帯電話で診療を行います。
*電話やチャット等音声のみ、文字のみの通信手段は使えません。
*LINEやZOOM等個人情報保護のセキュリティ脆弱なアプリは推奨されていません。
・疾患の限定が解除されました。
*以前は気管支喘息や高血圧等オンライン診療可能な疾患が限定されていました。
(喘息は良いがアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎は除外されていました)
・対面診療の縛りがなくなりました。
*連続3回に1回の対面診療(クリニック受診)義務が撤廃されました。
・診療を受けるクリニックからの距離制限が原則無くなりました。
*以前は30分以内に受診できる距離との縛りがありました。
・初診からのオンライン診療が可能になりました。
*オンライン診療(初診)できない疾患がありますのでご注意ください
(多くの急性疾患(発熱や腹痛等)が該当します)
・セキュリティ保護のため診療時にICT使用料(自費)が発生します。
☆オンライン診療開始にあたって
・急性疾患は対象とはなりません。
例)発熱、嘔吐、腹痛、せき込み、下痢等
・検査、診察が必要な場合は対象ではありません。
例)舌下免疫療法の導入・初回投与、アレルギー性鼻炎の初回治療等
・慢性疾患で定期的に通院されて症状が安定している患者さんが対象となります。
対象疾患例;気管支喘息、アレルギー性鼻炎(舌下免疫療法含む)、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー等アレルギー疾患、高血圧、高脂血症、てんかん(安定期)、片頭痛等
・対面診療(通院)と組み合わせで行いますので患者さん毎にオンライン診療の頻度を相談の上決定します。例;喘息で状態安定期は薬継続(オンライン診療)→対面診療で客観的評価(呼気NO測定)し治療薬のステップダウン→新しい薬剤量で処方継続(オンライン診療)
・オンライン診療に不向きな状態であると医師が判断した場合は実施できませんのでご了承ください。
例1)舌下免疫療法中だが朝晩の咳が増えてきた
例2)喘息で通院中だが昨夜から微熱がある
☆オンライン診療を希望される方へ
・ICT専用アプリ(YaDoc)をご自身のスマートフォンにダウンロードし医療機関検索から「ときえだ小児科クリニック」を選び患者登録してください。
*現在既にYaDocに登録している方はそのままご利用になれます。
・初回実施前にオンライン診療を行うことへの同意書にご署名いただきます。
・実施前に事前通信テストを行います。万一不具合(画像が出ない、音が聞こえない等)が生じてアプリが使用できない場合はオンライン診療を行えませんのでご了承ください。
・オンライン診療は保険診療ですが別途通信毎にICT使用料(自費)が必要となります。会計用に「クレジットカード」登録か「銀行振込」をご選択ください。
最新記事
すべて表示今年から 正式に国内での使用が許可された ことから当院でも接種開始します。ただし、初年度で全国的に流通量が少ないことから 人数限定 で行います。 <フルミストの特徴> ・ 弱毒生ワクチン製剤 ですので従来のインフルエンザワクチンとは全く異なります。...
★今シーズンのインフルエンザの予防接種のご予約を 9月2日(月) から開始します。 接種開始は 10月7日 を予定しています。 納入本数の関係上、接種対象者は 当院のかかりつけ患者さんとそのご家族 (*注)とさせていただきます。なお、お子さんは2回のご予約をお願いします。...
令和4年4月1日からオンライン診療で食物アレルギー相談外来を始めます。 ・卵除去を続けているがいったいいつまで続けたらいいの?(現在4歳) ・ゆで卵を少量食べたら吐いてしまった(8か月)医師A「少しづつ食べなさい」医師B「完全除去しましょう」医師C「加工品は食べてもいいと思...